フォーム 回ると曲がる サイドから復帰 練習 着地 アシスト
動く範囲 軌道修正 地面との衝突 ブライドル調節 点検 Q&A  


スポーツカイトは他人を傷つけるおそれがあります。 充分安全を確保できるところで楽しんで下さい。


フォーム fig.1参照

fig.1

カイトを操作するのに両手を引いたり、突いたりする必要があります。 脇を締めて肘を軽く曲げておきましょう。
また両足も前後に軽く拡げ後ろ側の足を軽く曲げておくと前後に移動が楽です。 足を使うのも重要な動作になります。 前に出るとブレーキ、下がるとアクセルの役目をします。


カイトの動く範囲

fig.2 fig.3参照

カイトはラインで貴方に操作されるので、上空や両サイドでは風の当たる角度が付いて操作が困難になります。
また、地面付近でも地表との摩擦による負担があるので、カイトが快適に動くことができるのは図に示した部分です。
fig.2 fig.3

fig.4

回ると曲がるfig.4参照

fig.5
軌道修正fig.5参照

離陸後、どちらかの傾いていくと地面に墜落してしまいます。早めに軌道修正しましょう。
ハンドルが揃っているとカイトは直進します。
左の図の様に、カイトの左肩が上がっているときその上になっている方を少し引くと両手が揃い 方向に直進します。
このときより大きく引いてから戻し、両手が揃うと目的の方向 へ進みます。
両手を揃えているつもりなのに、どちらかに傾いていく場合次のような原因が考えられます。

  1. 左右のラインの長さが違っている。
    (短い方はずっと引っ張られた状態)
    ⇒ラインの長さを揃えましょう

  2. 風の方向と貴方とカイトを結んだ線が大きくずれている。
    ⇒カイトを正面に見て、風は真後ろから

  3. ラインがカイトの一部に絡まったり、ライン自体が絡まっている。
    ⇒点検を忘れないで!

    上空を目指すにはカイトの上に

    なった方を引く、そして戻す

両手が揃っているとカイトは直進するが、☆印で右手を引き始め、
そのまま引き続けると、★印で再び両手を揃えると へと進みます。

回るは引き続け、曲がるは引いて戻す

   引くと押すの違い
(押した場合)カイトが受けている風の力を利用して機敏に回る
(引いた場合)その圧力を利用してスムーズに回る


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fig.6
サイドからの復帰fig.6参照

カイトが両サイドにくると動きが緩慢になり扱いにくくなります。
中央へカイトを移動させる際、 へ移っても快適なエリアには復帰でできない。
意外かもしれませんが、 へ移動しながらカイトをセンター方向へ導くことによってカイトはスムーズに動くのです。

サイドのカイトは迎えに行く


地面との衝突 fig.7参照

fig.7

カイトは障害物のない空中を動いています。唯一の障害物が地面です。
カイトが地面に向かって進んでいると、大半の初心者の方は両手を高く上げ、
ラインを引いてカイトを上げようとします。
(余計に加速して地面に衝突します。)
カイトは両手が揃っていると直進し、両手を引くと加速します。
地面に向かっているカイトはどちらか一方のラインを引き方向を変えて下さい。

希望する方向に向いたら両手を揃えるのを忘れずに!

練習 fig.8参照

ただ落とさないだけではおもしろくありません。
目的を持って練習しましょう。
を描くようにするとカイトが動きやすく、ラインも絡みません。 図の青いカイトは地面から離れる様に回転し、赤いカイトは地面に近づくように回転しています。 慣れるまでは地面から離れていく方が安心です。
この図の左端の青いカイトに注目して下さい。
(赤いマーク)

地面に平行に飛ぶカイトも上側のラインを引いて

fig.8

fig.9
 ブライドル調節fig.9参照

カイトの受ける風の量を調節することによってカイトの運動特性を変えることができます。
BACが一本のブライドルを例にとって説明します。AをBに近づけると風を逃がし、逆だと風を余計に受けるようになります。
風の強弱によってブライドルの調整が必要です。
ABが短すぎると上空で失速し、長すぎるとカイトが暴れて、手に負えません。
BからCへ徐々に移動させていくのがよいでしょう。
また、通常購入したカイトのブライドルにはマークがあるのでそれを参考にすると良いでしょう。

カイトは調整できる

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fig.10
 着地fig.11参照

慣れるまではウィンドフレームの両サイドにカイトを肩から降ろすと簡単です。
この状態でも上側のラインを引きながら方向に移動するとそのまま離陸が可能です。


次にカイトを上向けで降ろす練習もします。
それにはカイトの下側のラインを突いて上を向け、反対側の手もそれを追うように突きます。
離陸の際と逆に前に歩いてやるとより楽に降ろせます。タイミングがわかると中央部でも着地できるようになります。
fig.11

点検

 カイトが地面に勢いよく衝突すると、どこかに異常が起きている可能性があります。
そのまま揚げずにロッドが折れていないかコネクターが抜けていないか、ラインが絡んでいないか確認して下さい。

アシスト

 カイトを起こしたり、中央に移動させたり誰かに手伝って貰うと便利です。
その際、カイトが揚げられるように準備できたらカイトから数歩下がって下さい。
フライヤーのそばに戻る場合はカイトを上空でホヴァリングさせている間か、カイトの動く範囲を避けて大回りして下さい。

Q&A
  1. カイトの回転でラインがねじれたら

    カイトをフライトするための糸には滑りの良い組み紐が使われています。
    このラインの場合数回のねじれは全く影響がありません。ただねじれが多くなると操作性が悪くなります。
    逆回転でねじれを取って下さい。

  2. 片手のハンドルを手放したり、片方のラインが切れたら 

    片方のラインだけだとカイトは高度を下げながら回転します。
    高度が下がったらもう一方も離して下さい。自然に落下します。

  3. 他の人のカイトと絡んでしまったら 

    そのカイトがシングルラインのカイトかスポーツカイトか、また相手の人の技術にもよりますが
    フライヤー同士が近寄るほどラインの絡みが手元側にくるので対処しやすくなります。

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